新着情報

2025.11.06

eスポーツビジネス

FENNELインターン生として東京ゲームショウ2025を視察!

eスポーツビジネス学科1年生の三宅くん(N高等学校出身)が、株式会社Fennel UNIVERS事業部マーケティング部門インターン生として、東京ゲームショウ2025を視察させていただきました。
eスポーツチームやゲーム関連企業の各種ビジネス戦略、最前線を体感し、今後の活動への知見を得る貴重な機会になったようです。

【三宅くんの視察レポート】

自分視点によるTGSブース戦略―FENNELブースの独自性とカルチャー訴求—

 

今回FENNELはsilkmasterSB様と協力してブースを出展されていましたが、そのデザインは、単なるチーム紹介に留まらず、FENNELのVisionを強く表すクリエイティブが施されていました。
特に、スケートボードにデザインされたアートデッキの展示は、アパレルやHIPHOPなどの若者のカルチャーに力を入れるFENNELの姿勢を如実に示していました。
他のeスポーツチームがグッズの展示・販売を主とする中で、自分たちのブランドの色を最優先でアピールするという明確な差別化戦略に、eスポーツチームの枠にとらわれない、自由で独創的なブランドを目指すFENNELのビジョンを強く感じ、改めて共感しました。

 

ゲームメーカーの革新的なマーケティング施策

ゲームメーカーのマーケティング施策で特に驚いたのは、無限大/ANANTAのショッパー施策です。

 

TGSでは、多くのブースから無料の限定グッズが配られるため大規模ブースは、自社ロゴ入り、ゲームビジュアルがデザインされたの手提げショッパーを配布し、来場者がそれを持ち歩くことで宣伝効果を得るのが慣例でした。
しかし、今回無限大/ANANTAが行った施策から、衝撃を受けました。
それは、従来の手提げショッパーではなく、リュック型の超特大ショッパーを無料配布するというものでした。

この施策は極めて効果的でした。他のショッパーがいかに大きくとも、「ハンズフリーで動ける」という圧倒的な利便性、そして「超特大サイズで、他の全ての荷物が入る」という実用性から、ビジネスデイの参加者の約半数がこのリュックを背負って会場を歩き回るという現象が見られ、試遊の列は180分待ち、グッズ配布の列は打ち切りなど、元から注目されていたゲームとはいえとんでもない集客効果を実感しました。

 

学びと将来への展望 —TGS視察で得た教訓—

今回の視察を通じて得た最大の教訓は、「市場で勝つためには、機能的価値(グッズ、ゲーム)だけでなく、カルチャーや利便性といった付加価値で差別化を図る必要がある」ということです。

・FENNELがカルチャーとVisionというブランドの独自性でファンとの繋がりを深めようとしていた点。
・無限大/ANANTAが利便性という付加価値で、TGSにおいて広告の訴求力を極限まで高めていた点。

この二つの事例から、競合と同じ土俵で戦うのではなく、独自の強みを活かした戦略こそが、eスポーツビジネスの最前線では不可欠であると実感しました。

 

今後の目標と感謝

今後eスポーツ業界に進んで生きていく上で、TGSをビジネスデイで視察できたことは非常に貴重な糧になりました。

今回の知見を、FENNELインターンでの活動や、学校での専門的な学びにフィードバックし、常に「どうすれば他と自分を差別化できるのか」と視点を持って行動することを目標とします。

今回はsilkmasterSB様のご厚意で、FENNELのインターン生としてTGSに視察させていただくことができました。
この貴重な機会を与えてくださった関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。