調理師養成学科では、食育インストラクター検定の一環として、介護福祉学科とのコラボ授業「食育教室」を行いました。
今回の食育教室は、介護福祉学科の学生を対象に、調理師養成学科の学生たちが“先生役”となって授業を進行しました。
実施日は10月6日。
ちょうど「中秋の名月」にあたることから、テーマは“お月見”。
午前中は「鶏と卵のてりたま親子丼定食」を作りました。
調理師養成学科の学生たちは、どんな言葉で伝えるとわかりやすいか、どうしたら楽しく調理してもらえるかを考えながら、丁寧に説明していました。
「教える立場の難しさ」「伝わったときの嬉しさ」を実感できた貴重な体験になったようです。
介護福祉学科には留学生も多く、それぞれの国のお月見の話や食文化を紹介してくれる場面もありました。
普段なかなか交流のない学生たちもお互いを知り、笑顔あふれる時間となりました。
午後は、介護福祉学科の増見先生から「嚥下や高齢者の食事について」のお話を伺い、その後は“月見団子”をテーマに介護食への展開を実践しました。
実際に通常の団子と介護食の団子を食べ比べながら、嚥下のしやすさや食感の違いを体験。
調理師養成学科の学生たちにとっても、介護食や展開食を学ぶ貴重な機会となりました。
そして、介護福祉学科の学生たちにとっては、専門の調理実習室で交流でき、また自分たちの専門分野を他学科と学ぶことでつながりを感じられる時間になりました。
食を通じて誰かの健康や笑顔を支えることの大切さを改めて感じる一日。
お互いの専門分野を学び合いながら、視野を広げられたコラボ授業となりました。

