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2021.10.12

調理師養成

料理の魅力を引き出す器を学ぶ『備前焼体験』に行ってきました!!

10月11日(月)に和食調理学科の学生が備前市伊部にある備前焼伝統産業会館へ備前焼体験に行きました☆
OBCの和食調理学科は和食に特化した学科ということもあり、普段の調理実習では日本各地たくさんの和食器を扱っています。

岡山の伝統工芸品である備前焼も取り揃えており、和食器の知識についても授業を通して学んでいます。

北大路魯山人の名言の中に「器は料理の着物」という言葉があります。
器は料理の魅力を引き出し、鮮やかに彩る洋服のようなものである。という意味で、器選び1つで料理の見栄えががらりと変わります。

料理を通じて幸せや感動を与えるためには、調理技術だけではなく、器選びの知識を学ぶことも大切です。
何気なく器を扱うだけではなく、作り手の思いや苦労を知り、作家さんと関わりを持つことも大切な経験という目的で、今年も例年に引き続き、備前焼伝統工芸士でもある延原勝志先生から器の歴史や特徴などたくさんのお話を聞かせていただきました。
備前焼作り体験では、それぞれの学生が事前に準備したデザインをもとに延原先生からアドバイスをもらい、試行錯誤しながら制作をしていました。

初めて陶芸を経験する学生も多く、器作りの技術は思った以上に繊細で形を作ることの難しさを実感していました。

陶芸体験後は延原先生の工房に移動し、見学をさせていただきました。

実際に作業されている工房や窯場、たくさんの作品や登り窯の中まで見学をさせていただき、貴重な体験をさせていただいた学生たちでした☆
焼き上がりが楽しみで今から何を盛り付けるか、どう使うかなどの話で盛り上がっていました。今後就職してからもこの日の経験を活かし、器を大切に扱う心、料理における器の大切さを後世に伝えていってもらいたいと思います。

今回備前焼体験でご指導いただきお世話になりました延原勝志先生、お忙しい中貴重な体験をさせていただきありがとうございました。